SystemLogReader 2008.11.20 任天堂株式会社 開発技術部 <概要>  本ツールは、本体内蔵メモリに格納しているシステムのエラーログをSDカードに取り 出すものです。  本ツールは、何らかの不具合によってシステムメニューが起動しない状態になった場 合でもエラーログを取り出すことができます。但し、下記の場合には、エラーログを取 り出すことが出来ません。  ・CPUやメインメモリなど、プログラムの動作にに必須のHWが破損している場合。 ・NANDのファイルシステム破損している場合。  ・エラーログファイルが破損している場合。  なお、エラーログは、PC上のテキストエディタで確認することができます。 <構成> memory_launcher_writer-FINALROM.prod.gcd (SystemLogReadrファイル) <用意するもの> ・磁石(正常な本体の動作中にXボタン付近の所定位置に配置すると、スリープがかかる  位の磁力があるもの) ・DSフラッシュカード ・IS-NITRO-DEBUGGER <使い方> 1.プログラムの書き込み  1−1.   IS-NITRO-DEBUGGERを起動して、「読み込み」コマンドの「BIN」を開き、    「読み込み後にリセットを行う」    「読み込み後に両方のプロセッサを実行する」   のチェックを外します。 ※IS-TWL-DEBUGGERでは書き込みを行うことができません。  1−2.   memory_launcher_writer-FINALROM.prod.gcdファイルをエミュレーションメモリの   アドレス0x00000000に読み込みます。  1−3.   DSフラッシュカードをIS-NITRO-DEBUGGERのカードスロットに挿入します。   (TWLフラッシュカードへの書き込みはまだサポートされていません。)  1−4.   「ツール」−「DSフラッシュカード」を選択し、書き込みサイズを「ユーザー指定」   で16MBitに指定して書き込みを行います。 2.起動  2−1.   1.でSystemLogReaderを書き込んだDSフラッシュカードを本体のカードスロットに   挿入します。また、SDカードを本体のSDカードスロットに挿入します。  2−2.   磁石を本体Xボタン付近の正常な本体の場合にスリープがかかる位置に配置し、   「SELECTボタン+STARTボタン+Xボタン」   を押しながら電源投入します。  2−3.   "NAND FIRM WRITER"を経由して"System Log Writer"が起動し、SDカードにエラーロ   グファイルを出力して停止します。   ※起動したプログラム上でエラーログを確認することはできません。 3.出力ファイル  「本体シリアルナンバー.log」の形式でSDカードのルートに本体から取り出したエラ ーログファイルが作成されます。  なお、本体内蔵メモリの本体シリアルNo.を格納しているファイルが破損していた場合 は、本体に関係なく「.log」というファイル名となります。 4.エラーログの内容  エラーログは、下記のようなフォーマットで最大64個まで格納されています。  日付、時刻は本体のRTCの値となるため、エラーが発生した実時間とは一致しない可能 性があります。 |-----------------------------------------------------------------| |  #FFT 日付[曜日] 時刻 | |  title: エラーが発生したプログラムのイニシャルコード | |  エラー内容の詳細 | |-----------------------------------------------------------------|  なお、エラーログは、システムメニューが不正なプログラムを起動しようとした際や 無線通信に失敗した際にもログを残すようになっていますので、全てのログが不具合解 析に有用であるとは限りません。  下記にサービスセンターで有用と思われるエラーログの例を挙げます。  ・無線モジュール不具合   #FFT 00-01-29[SAT] 00:02:07   title: HNAJ   menuRedIplManager.cpp [l.466] WLFIRM 2 (00030015484e424a)  ・カメラモジュール不具合(下記以外の"CAMERA **"含む)   #FFT 00-01-01[SAT] 00:12:08   title: HNAJ   menuCameraManager.cpp [l.369] CAMERA INIT 8  ・NAND劣化不具合   #FFT 00-01-29[SAT] 00:02:07   title: HNAJ   menuSystem.cpp [l.709] RED FATAL 0000000000000002 (BT 00030015484e424a) err:FATAL_ERROR_NAND  ・本体内蔵メモリのHWノーマル情報破損   #FFT 00-01-01[SAT] 00:12:08   title: HNAJ   menuSystem.cpp [l.709] RED FATAL 0000000000000004 (BT 00030015484e424a)   err:FATAL_ERROR_HWINFO_NORMAL  ・本体内蔵メモリのHWセキュア情報破損   #FFT 00-01-01[SAT] 00:12:08   title: HNAJ   menuSystem.cpp [l.709] RED FATAL 0000000000000008 (BT 00030015484e424a)   err:FATAL_ERROR_HWINFO_SECURE  ・本体内蔵メモリの本体設定データ破損   #FFT 00-01-01[SAT] 00:12:08   title: HNAJ   menuSystem.cpp [l.709] RED FATAL 0000000000000010 (BT 00030015484e424a)   err:FATAL_ERROR_TWLSETTINGS  ・本体内蔵メモリの無線ファームファイル破損   #FFT 00-01-01[SAT] 00:12:08   title: HNAJ   menuSystem.cpp [l.709] RED FATAL 0000000000000040 (BT 00030015484e424a)   err:FATAL_ERROR_WLANFIRM_AUTH  ・本体内蔵メモリの共有フォントファイル破損   #FFT 00-01-03[MON] 17:56:18   title: HNBJ   stgSystem.cpp [l.704] =============================================================================== 更新履歴 2008.11.20 初版発行